♪♥ この教材は,高校数学の基本問題のうち,分母の有理化のバックアップファイルです. ♫♣ 元の教材が機器や通信トラブルで読めないときに,こちらを使ってください.なお,学習の記録は付いていません. • の値 • 根号計算 • 分母の有理化 • 無理数の独立 • 対称式の値(無理数) • 絶対値の入試問題 • 文字式を含む根号計算 • 二重根号 • センター・共通・数と式 • 根号計算の入試問題 ■解説 ○ 分母に根号を含む式を,分母に根号が含まれない形に変形することを分母の有理化という. ■有理化の長所1 では,どこまでいっても計算が始まらないが, の形ならば,前から順に必要なだけ求められる. ■有理化の長所2 の形 では,簡単になるかどうか分からないが, の形 ならば,簡単になる. ○ 右の I の形の式は,で示した部分を分母と分子の両方に掛けると根号が2乗になって分母が有理化できる.単純に分母と同じものを掛けてもできるが,(2)の例のように分母の全体を掛けなくても,分母のうちで根号になっている部分だけ掛ければよい.(2)の例で分母分子に2 を掛けても間違いではないが,この場合はできた分数を2で約分することになり,遠回りになる. なお,元の式で分子に何があるかは変形方法に関係がなく,正しく変形していくだけでよい. ○ 右の II の形の式では,分母と同じものを掛けても分母から根号は消えない. そこで, の形に合うように,「分母に和があれば,差を掛け」「分母に差があれば,和を掛ける」と根号を取り除くことができる. II の(1)では分母が和の形:になっているから,差:を分母分子に掛けたものである. II の(2)では分母が差の形:になっているから,和:を分母分子に掛けたものである. ○ 右の * の形の式では,分母を2乗しても有理数とはならないから,このような式では分母の有理化はできない. ○ 右の III の形の式は,3乗の形にすれば根号が外れるので,計算はやや難しくなるが発展学習として有理化できる. IIIの(2)では (a+b)(a2-ab+b2)=a3+b3 (a - b)(a2+ab+b2)=a3 - b3 の公式が使えるように変形する. |
I (分母が単項式のもの) (1) (2)
II (分母が和または差のもの) (1) (2)
* (有理化できないもの) (π は円周率 3.1415...) (e は自然対数の底[ネイピアの数] 2.71828...) III (3乗根は発展学習)
【要約:無理数の分母の有理化】
【例】I 単項式では,分母の根号部分を分母分子に掛ける. II 分母が和になっていれば差を,差になっていれば和を分母分子に掛ける. * III 有理化できるのは,根号の場合で,のように根号でない無理数は有理化できない. 分母に3乗根などがあるときは,3乗して根号を消す変形を考える. (1) (2) |
【問題1】 分母を有理化してください.(選択肢の中から正しいものを1つクリック)
(1)
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(3)
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【問題2】 分母を有理化してください.(選択肢の中から正しいものを1つクリック)
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(2)
(3)
(4)
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